BOOTHとpixivFACTORYの違いは?オンデマンド販売の仕組みや手数料を解説
1. はじめに:BOOTHとpixivFACTORYは「役割」が違う
「BOOTH」と「pixivFACTORY」はどちらもpixiv株式会社が提供するサービスですが、その役割はまったく異なります。混同されやすいため、それぞれの特徴を正確に把握しておくことが重要です。
2. BOOTHとは:自分で準備・発送するネットショップ
BOOTHは、クリエイターが自分のネットショップを持ち、商品を販売するプラットフォームです。
- 販売スタイル: クリエイター自身がデータや物品を用意し、購入者に発送(またはダウンロード提供)する形式。
- 取り扱い商品: 同人誌・グッズ(在庫あり)、イラストデータやPSD・音声などのダウンロード商品など。
- 在庫リスク: 物理グッズを販売する場合は、クリエイター自身が在庫を管理・保有する必要があります。
- 匿名配送: あんしんBOOTHパックを利用することで、本名や住所を開示せずに安全に発送できます。
3. pixivFACTORYとは:在庫不要のオンデマンド製造・販売
pixivFACTORYは、クリエイターがデザインデータを入稿するだけで、アクリルスタンドや缶バッジなどのグッズを受注生産(オンデマンド)方式で製造・販売できるサービスです。
- 販売スタイル: 購入者が注文した段階でpixivFACTORYが製造・発送まで行います。クリエイターが在庫を抱える必要がありません。
- 特徴: 初期費用・在庫リスクゼロで物理グッズを販売できるため、少量からでも挑戦しやすいのが最大のメリットです。
4. pixivFACTORY連携商品をBOOTHで販売する際の費用構造
pixivFACTORYで作成したグッズをBOOTHショップに連携して販売する場合、販売価格から以下のコストが差し引かれます。
- 製造原価(pixivFACTORYの製造・発送費用): 商品の種類やサイズ・個数によって異なります。pixivFACTORY公式の料金表でご確認ください。
- BOOTH決済手数料: 販売価格に対して 5.6% + 22円。
つまり、実際にクリエイターの手元に残る金額(手取り)は以下の計算式で求められます。
手取り額 ≒ 販売価格 − 製造原価 − (販売価格 × 5.6% + 22円)
製造原価が大きい分、手取り額を正確に把握した上で価格設定をすることが非常に重要です。
5. 価格設定前に手取り額をシミュレーションしよう
グッズ販売の価格設定に迷ったとき、「この価格に設定するとBOOSTHの手数料を引いた後にいくら残るのか」を素早く確認するにはBOOTH専用計算機が便利です。
BOOTH決済手数料(5.6% + 22円)を自動計算し、実質手取り額を即座にシミュレーションできます。製造原価を別途引いた後の利益を試算する際のベースとしてご活用ください。
6. まとめ:目的に合わせて使い分けよう
| | BOOTH(自己管理) | pixivFACTORY連携 | |:--|:--|:--| | 在庫管理 | クリエイター側で必要 | 不要(受注生産) | | 対応商品 | データ・在庫グッズなど何でも | pixivFACTORY対応グッズのみ | | 手数料 | 5.6% + 22円 | 5.6% + 22円 + 製造原価 | | 向いている人 | 大量販売・多様な商品 | 小ロット・在庫リスク回避 |
自分の活動スタイルやグッズ展開の規模に合わせて、最適な方法を選んでみてください。価格設定の参考に、ぜひBOOTH専用計算機もご活用ください。
最終確認日: 2026年7月31日